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プロ野球順位予想2023【パリーグ編】3連覇、王座奪還、ダークホース…今シーズンの行方は?

2023/03/30

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産経新聞社



パ・リーグBクラス予想の要因は?

4位:埼玉西武ライオンズ(昨季3位)

 4位には昨季3位の埼玉西武ライオンズを予想した。2018年、2019年の連覇以来の優勝を目指し、新指揮官・松井稼頭央監督を招いて挑む1年となる。
 
 先発陣では、今井達也・髙橋光成の先発二枚看板に加え、リリーフで実績のある平良海馬が先発転向。エンス、與座海人、松本航、隅田知一郎といった投手たちも控える。
 
 リリーフも厚みを増しているのが近年の西武。水上由伸、本田圭佑、増田達至らが安定感ある投球を見せている。平良が抜けたブルペン陣をどのように改善するかが課題になるだろう。
 
 打線では、外崎修汰が残留。主砲・山川穂高、源田壮亮らを中心とした打線となりそうだ。課題は森友哉のFA流出。守備・攻撃ともに穴を埋められるだろうか。
 
 投手陣は不確定要素があり、野手陣では森の流出が痛い今季の西武。地力のあるチームながら、今季のパ・リーグで優勝争いをするのはやや厳しいと予想した。

 

 

5位:北海道日本ハムファイターズ(昨季6位)

 パ・リーグ5位に予想したのは北海道日本ハムファイターズだ。昨季は最下位に終わったが、新庄剛志監督の2年目とあり、結果にこだわると宣言した1年となる。
 
 投手陣ではWBCで1人のランナーも許さなかった伊藤大海、上沢直之、加藤貴之、ポンセら頭数が揃っており、噛み合えばいずれも二桁勝利を目指せる布陣。
 
 一方、リリーフには不安が残る。宮西尚生、堀瑞輝がいずれも昨季は不振。ロドリゲス、北山亘基、吉田輝星らも候補に上がるが、上位予想したチームとはやや差があると言えそうだ。
 
 野手陣では昨季開花した松本剛、オープン戦で数字を残した清宮幸太郎・万波中正、新加入のA.マルティネスらが打線の核になりそうだ。ドラフト1位・矢澤宏太にも期待がかかる。
 
 まだまだ期待の若手が多く、計算が立つとは言い切れない日本ハムの戦力。しかしオープン戦では11勝6敗、2位につけたこともあり、今季は最下位脱出すると予想した。 
 

6位:千葉ロッテマリーンズ(昨季5位)

 パ・リーグ6位に予想したのは千葉ロッテマリーンズだ。昨季は5位に終わり、吉井理人監督を新たに迎えた今季は上位浮上を狙う1年となる。
 
 先発投手陣では、佐々木朗希、石川歩、小島和哉、美馬学、種市篤暉らが中心。佐々木という圧倒的な存在はいるものの、全体としての厚みにはやや不安が残る。
 
 リリーフ陣では、守護神・オスナが流出。小野郁、益田直也、東條大樹、MLBから復帰した澤村拓一らがリリーフ陣を回すことができるだろうか。
 
 野手に目を向けると、期待の主砲・山口航輝や中村奨吾、荻野貴司らは健在。しかし昨季ブレイクの高部瑛人が故障で開幕絶望とあり、厳しい状況だ。
 
 昨オフは外国人選手がすべて退団というレアケースとなったロッテ。メルセデス、ポランコらを獲得して穴を埋めに行くが、機能するかは未知数だ。

 

プロ野球12球団開幕スタメン予想

 
【了】

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