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「捕手」か「野手」か、森友哉・近藤健介強打者故の可能性

西武の森、日本ハムの近藤は打撃センス抜群。チームには正捕手が控えるため、起用法に悩ましい。過去にも自慢の打力を活かし、捕手から野手に転向し成功を収めた選手は多い。

2016/02/24

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打てる大捕手がいれば、チームは安泰

 実は現役選手にもう一人、「捕手か野手か」の選択を迫られている選手がいる。
 日本ハムの近藤健介だ。
 
 森友哉の2歳上の近藤は昨年、打率.326(3位)の好成績を挙げたが、捕手として先発で58試合に出場しただけ。70試合は指名打者だった。
 
 日本ハムにも大野奨太という守備に定評のある正捕手がいる。近藤も打撃を活かすために内野手にコンバートされる動きもあるが、捕手としての活用も考えられている。
 
 こうしてみると、森友哉、近藤健介は、ともに優れた打撃センスを持っているがためにコンバートの声が上がっていることがわかる。チームには正捕手がいるが、捕手は故障の多い激職だ。森、近藤が捕手として成長していくならば、それに越したことはない。
 
 また野村克也、木俣達彦、古田敦也などのように「打てる大捕手」が誕生すれば、チームは長期間にわたって安泰だ。
 
 今季、果たして2人はどこを守り、どのような成績を残すのだろうか。

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