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球界屈指の成績も野球殿堂入りは絶望的。清原和博と江夏豊、2人の奇妙な縁

日本球界屈指の大打者と大投手。2人は奇妙な縁でつながっている。

2016/02/15

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現役生活で数々の金字塔を打ち立てる

 江夏は1966年第1次ドラフトの1位で、阪神タイガースに入団。
 甲子園の出場経験はなかったが、この年屈指の左腕投手と目された。阪神・巨人・東映・阪急の競合の末、阪神が指名権を獲得したのだ。
 
 1年目からエースの村山実とともに先発の両輪として活躍し、12勝、最多奪三振(当時はタイトルではなかった)を記録。
 翌年には25勝(最多勝)に加え、今も破られないNPB記録である401奪三振を記録。稲尾和久を抜き、NPB新記録となる354個目の三振は、江夏の予告通り、巨人・王貞治から奪った。
 
 1971年にはオールスターで9人連続三振の快投を見せる。
 その後、血行障害で不振に陥り、1976年には南海ホークスにトレードされるが、ここで野村克也に出会い、クローザーとして再生を果たした。そして“優勝請負人”として広島、日本ハム、西武と渡り歩いた。
 通算206勝158敗193セーブ。最多勝2回、最多セーブ5回、最優秀防御率1回、最多奪三振(当時はタイトルではない)6回、MVP2回、沢村賞1回、オールスターMVP3回、オールスター選出16回。
 数々の輝かしいタイトルに輝く江夏は、金田正一、梶本隆夫、鈴木啓示らと並ぶNPB最高の左腕の一人だ。
 
 それでも江夏は野球殿堂入りを果たせていない。

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