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【アメリカの眼】「大谷は世界有数の投手の一人」米メディアもアリゾナに注目。各球団が待ち焦がれるメジャー挑戦

アリゾナ州ピオリアで春季キャンプを行っている北海道日本ハムファイターズ。一際、日米メディアから注目を集めている大谷翔平を『ベースボール・アメリカ』が特集を組んだ。

2016/02/06

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メジャー挑戦はまだ先か

 ミッチェル記者は大谷の背番号「11」は、以前にダルビッシュがつけていた番号であることも紹介した。そして大谷のメジャー挑戦の可能性について続けた。
“The big question is when Ohtani will follow in Darvish’s footsteps and jump to the majors. For that to happen, the Fighters would have to make Ohtani available through the posting system?with $20 million the maximum release fee allowed?in order for teams to negotiate with Ohtani. As a potential frontline starter, there would be a frenzy of interest from major league clubs. However, the Fighters might be reluctant to part with a young pitcher they control whose value to them may exceed the value of the posting fee they’d receive.”
「大きな疑問はいつ大谷がダルビッシュの足跡を辿ってメジャーに挑戦するかだ。それを実現するためには、ファイターズがポスティングシステムで大谷の移籍を許可する必要があり、メジャー球団は上限の2000万ドルを支払い、交渉の席に付く権利を得ることとなる。先発ローテーションの先頭に立てる存在になる可能性があり、各メジャー球団は獲得に凄まじい興味を示すだろう。だがファイターズにとっては上限2000万ドル以上の価値を誇り、年俸をコントロールできる若手投手を放出することには気が進まないかもしれない」

 大谷自身も「将来的なメジャー挑戦について可能性としてはあるが、今はファイターズの一員であり、プロセスに関して自分がコントロールできる立場ではないことも理解している」と記事内のインタビューで語っている。

 大谷にとってはアメリカでの野球を体感する期間を得て、何よりアリゾナに集う野球ファンや米の関係者の目にも留まることになる。より多くの目に触れることでミステリアスな存在ではなくなる大谷翔平は、今後さらに注目度を増すことになるだろう。

出典: Shohei Otani draws a crowd at Padres complex by Bill Mitchell in Baseball America on February 5, 2016

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