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引退危機からカムバック! プロ野球、現役続行のピンチを乗り越えた5人。復活を遂げた選手たち

2023/01/26

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産経新聞社



小早川毅彦


投打:右投左打
身長/体重:183cm/93kg
生年月日:1961年11月15日
経歴:PL学園高 – 法政大
ドラフト:1983年ドラフト2位
 
 小早川毅彦は、“野村再生工場”で復活を遂げた1人だ。
 
 1983年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーから112試合に出場し、打率.280、16本塁打、59打点の好成績で新人王に輝いた。以降は故障に苦しむシーズンもあったが、1987年には自己最多の24本塁打、1989年には打率3割をクリア。中軸打者として広島打線をけん引した。
 
 しかし、1994年以降は若手の台頭もあって出場機会が減少。1996年はわずか8試合の出場にとどまった。同年オフに戦力外通告を受けたが、現役続行を決断。名将・野村克也が指揮官を務めていた東京ヤクルトスワローズに移籍した。
 

 
 移籍1年目の開幕戦で5番打者に抜擢されると、いきなり3打席連続本塁打を記録。復活を印象付けた同年は、4シーズンぶりの2桁本塁打を放ち、リーグ優勝と日本一に大きく貢献した。

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