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去就注目…プロ野球、2023年オフのFA目玉候補6人。他球団移籍の可能性ある選手たち

2023/11/03

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産経新聞社



加藤貴之


出身:千葉県
投打:左投左打
身長/体重:182cm/87kg
生年月日:1992年6月3日
ドラフト:2015年ドラフト2位

 
 FA宣言をした場合、今オフ大注目の存在になりうる一人が、抜群の安定感を誇る加藤貴之だ。
 
 拓大紅陵高校卒業後は、社会人の新日鉄住金かずさマジックへ。元々は内野手だったが投手に転向すると、都市対抗野球などで活躍した。2015年ドラフト2位で北海道日本ハムファイターズに入団し、1年目は先発・中継ぎの両方でフル回転。7勝を挙げチームのリーグ優勝に貢献した。
 

 
 2021年に初めて規定投球回に到達すると、2022年も2年連続の規定クリア。22試合(147回2/3)を投げ、キャリアハイの8勝・防御率2.01をマークするなど最下位に沈んだチームのなかで、替えのきかない存在だった。
 
 さらに、同年の与四球数はわずか11。71年ぶりにNPB記録を更新したことも、加藤の安定感を物語っている。
 
 オフの契約更改では、単年契約を選択。結果を残したい今シーズン、勝ち星こそ2桁に届かなかったが、防御率は2点台と抜群の安定感を見せた。今オフFA宣言となれば、獲得に動く球団も多いだろう。

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