大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



森友哉のFA人的補償は? 2022年オリックスのプロテクトリストを徹底予想(対西武用名簿)

2022/12/01

text By

photo

産経新聞社



プロテクト外と予想した主力5人

 今回のプロテクト予想について、さまざまな意見や異論を持つ方もいるはずだ。ここでは、実際に予想をした中で、プロテクト当落線上に位置すると思われる選手を5人取り上げる。

黒木優太

 中継ぎ陣が充実しているライオンズの特徴を考慮すると、投手の獲得は考えにくいと推測できる。新人王に輝いた水上由伸に加え、平良海馬や森脇亮介、本田圭佑など中継ぎ右腕は豊富な状態だ。
 
 トミー・ジョン手術を経て今シーズン復帰した黒木優太は、27試合登板で防御率2.36と活躍。魅力的な存在であることは間違いないが、ライオンズの中継ぎ右腕の充実ぶりを考えると獲得に動くとは考えづらい。

吉田凌

 中継ぎ右腕の中では、吉田凌も当落線上と思われる。
 
 2021年シーズンはリーグ優勝に貢献したが、今シーズンは6試合登板で防御率8.10と苦しんだ。能力の高さは証明しているだけに、他球団も欲する投手ではあるだろう。
 

 

山田修義

 2019年から3年連続で40試合に登板し、貴重なリリーフ左腕として活躍したのが山田修義だ。ただ、今シーズンは12試合登板にとどまり、思うような活躍ができなかったと言える。
 
 貴重な左腕と考えればプロテクトされることが現実的だが、バファローズも投手陣が強力であるためプロテクトから漏れる可能性も否定できない。ライオンズの中継ぎ左腕には公文克彦と佐々木健がいるものの、左腕となれば獲得に動くケースもあるだろう。

平野佳寿

 ベテランの域に突入した平野佳寿だが、今シーズンは48試合登板で1.57という見事な活躍。間違いなくチームに必要な戦力である一方、高齢ということを考えるとプロテクト外もあるかもしれない。
 
 しかし、仮に平野がプロテクト漏れとなっていても、今季は打撃面で苦しんだライオンズが来年39歳になる平野を獲ることは想像しづらいだろう。そういったことを見越してプロテクトから外す選択肢も、バファローズとしてはあるはずだ。

T-岡田

 2021年は勝負強さを発揮し、チームのリーグ優勝に大きく貢献したT-岡田。ファンからも人気が高い選手だが、2022年は36試合の出場に終わるなど悔しいシーズンとなった。
 

 かつては長野久義(現・巨人)や内海哲也が人的補償で移籍したように、チームを支えたベテラン選手がプロテクト外になる可能性は0ではない。何より左の長距離砲がいないライオンズだからこそ、電撃移籍もあり得るだろう。

1 2 3 4 5 6 7