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「1番・センター」奪取へ。オリックス駿太、山田とともに日の丸を背負う選手に【どら増田のオリ熱コラム #64】

オリックスの駿太にとって、2015年は1年間一軍に帯同しながらもレギュラーに定着できず、悔しさしか残らなかった。2016年、再び「1番・センター」の座をつかみにかかる。

2016/01/20

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「1番・センターへのこだわり」

 好調のように見えた昨年の春季キャンプも、「納得いくものが物すごく少なかった」と実は不安でしかなかったという。そんな気持ちを吹き飛ばすかのように、「今年の目標は1番センター駿太」と言い続けた。

 自分自身へ課したプレッシャーが逆に苦しめるようなことはなかったのだろうか? その質問をぶつけてみると、駿太ははっきりと否定した。

「それはないですね。1番センター駿太=レギュラーになることですし、チームで1番最初に打席に立つという重要なポジションをやりたい。だからシーズンが終わるまで1番センター以外が良いと思ったことはなかったです。それは今でも変わらないし来年もそこを目指すことに変わりはないですね」

 冒頭のコメントにあった、駿太らしさとは何か? それは2014年シーズン終盤にヒーローインタビューで「優勝します!」と言い切った、強くブレない心だろう。

 シーズン終了後、高知の秋季キャンプでは一番最後に球場を後にすることも多かった。
 居残り練習する駿太の横には今季から打撃コーチに就任した高橋慶彦コーチが「おっ、いいね」「よ~し」と声をかけながら付き合う姿が見受けられた。

「僕が知らないいろんなことを教えてもらいました。引き出しが物すごく多いし、わかりやすく説明してくれるので助かりました。新しい僕を引き出してくれそうで楽しみですね」

 今年の駿太にとって高橋コーチは大きい存在になりそうだ。

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