大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



無念のドラフトを経て…高卒or大卒“指名漏れ”を経験した2022年のドラフト有力候補5人

2022/10/10

text By

photo

産経新聞社



中山遥斗(三菱重工East)

ポジション:内野手
投打:右投右打
経歴:大阪桐蔭高-国学院大-三菱重工East
 
 高校、大学、社会人と全国屈指の強豪で実力を磨く中山遥斗は、内野の複数ポジションを守ることができる強打者だ。
 
 大阪桐蔭高校では1年秋からレギュラーを掴み、センバツに2度出場。3年春の甲子園では1、2回戦でともに長打を放った。卒業後は國學院大學に進学し、2年秋から正遊撃手に定着。集大成の4年秋のリーグ戦は二塁へ主戦場を移し、自己最高の打率.282をマークした。しかし、大学通算では突出した成績は残せず、プロ志望届を提出するも指名はなかった。
 
 その後、三菱重工Eastに入社。すぐさまセカンドのレギュラーとなると、5月に行われたJABA北海道大会では、決勝戦で同点打、決勝弾を放って初制覇の立役者となり、最高殊勲選手に輝いた。また、日本選手権では3番に座り、本塁打も放つなど持ち味を発揮。準優勝に大きく貢献し、二塁手部門の優秀選手に選出された。
 

 
 今年8月のプロアマ記念試合「U-23NPB選抜VS大学・社会人選抜」でもメンバー入りを果たすと、猛打賞を記録して自身の存在を印象付けた。プロのスカウトからも高評価の声があり、即戦力内野手の補強を狙う球団にとっては魅力的なプレーヤーだろう。

1 2 3 4 5