大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



次なる「育成の星」は誰?今季支配下登録され早くも活躍中の育成出身選手5人。今秋ドラフトも注目

2022/09/17

text By

photo

産経新聞社



上田洸太朗(中日ドラゴンズ)


 
投打:左投左打
身長/体重:184cm/91kg
生年月日:2002年9月6日
経歴:享栄高
ドラフト:2020年育成ドラフト2位
今季成績:7試合1勝4敗32奪三振 防御率2.61
 
 184センチの長身から放たれる最速143キロのストレートとスライダーが武器の左腕。中学時代にボーイズ日本代表に選ばれるほどの実力者で、享栄高では1年夏から公式戦で登板した。
 
 2年次には、のちに同年のドラフトで指名を受けチームメイトとなる高橋宏斗投手らとともに愛知選抜の一員として台湾遠征に参加。その後も大阪桐蔭との練習試合で完封勝利を挙げるなど注目されたが、甲子園出場はならなかった。
 

 
 2020年のドラフトで中日ドラゴンズから育成2位指名を受けプロ入り。1年目からファームで12試合に登板すると、防御率0.79と安定感抜群の投球を披露した。今季も結果を残し、5月に支配下登録されると、5月12日の一軍デビュー戦は5回3失点と試合をつくるも敗戦投手に。その後も好投が続いたが、勝ち運に恵まれないまま4敗を喫した。9月8日の広島東洋カープ戦で6回無失点の快投を見せ、7試合目の登板でようやくプロ初勝利。ここから白星を積み重ねたい。

1 2 3 4 5