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次なる「育成の星」は誰?今季支配下登録され早くも活躍中の育成出身選手5人。今秋ドラフトも注目

2022/09/17

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産経新聞社



プロ野球最新情報

育成出身選手の活躍が珍しくなくなってきたプロ野球界。これまでは千賀滉大投手、甲斐拓也捕手ら福岡ソフトバンクホークスの選手が顕著だったが、近年は他球団でも成功例が増えている。今回は、2022年に支配下登録された育成出身選手のうち、早くも一軍で結果を残している5選手を紹介する。(成績は9月15日時点)

 

 

宮森智志(東北楽天ゴールデンイーグルス)


 
投打:右投右打
身長/体重:193cm/93kg
生年月日:1998年5月28日
経歴:呉商高-流通経済大-高知ファイティングドッグス
ドラフト:2021年育成ドラフト1位
今季成績:19試合1勝0敗20奪三振 防御率0.00
 
 長身から投げ下ろす速球とフォーク、スライダーが武器の右腕。呉商高では3年次にエースを務めるも、夏は県大会2回戦で敗れた。その後流通経済大に進学し、大学4年次にプロ志望届を提出したものの指名はなし。四国アイランドリーグplusの合同トライアウトを経て高知ファイティングドッグスに入団した。
 

 
 昨年、高知で5勝2敗、防御率2.96の数字を残すと、東北楽天ゴールデンイーグルスから育成ドラフト1位指名を受け、念願のプロ入りを果たした。今季はいきなり二軍で抑えを任され、4月までに9セーブを挙げ3、4月度のファーム月間MVPを受賞。その後もセーブを積み上げ、7月に支配下登録を勝ち取った。
 
 すぐに一軍で中継ぎ起用され、3試合目の登板でプロ初勝利をマーク。育成出身新人の勝利は史上4人目だった。勢いそのままに0を連ね、9月10日の千葉ロッテマリーンズ戦ではデビューから18試合連続無失点のパ・リーグ新記録を樹立。広島東洋カープ・栗林良吏投手が持つプロ野球記録(22試合)も射程圏内だ。

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