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村上宗隆は何位に…「シーズンOPS」ランキング歴代トップ1~5位。歴史に残る最強打者たち

2022/09/19

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産経新聞社



2位:王貞治(1973年・読売ジャイアンツ)


 
OPS1.2582=出塁率.504+長打率.755
 
 1973年のプロ野球は王の独壇場だったといえる。全盛期だった王はこの年打撃成績のほとんどの部門においてリーグ最高を記録。王の活躍により、チームは前人未到のリーグ9連覇を手繰り寄せた。
 
 タイトル争いという観点で見れば、シーズン序盤こそ絶好調の田淵幸一(阪神)の後塵を拝していたが、夏前から調子を上げ7月には主要タイトルで1位に躍り出る。最終的に打率.355、51本塁打、114打点を挙げ、史上3人目、自身初となる三冠王に輝く。長打率は.755とリーグ2位の打者に2割以上差をつけるなど、遺憾なく自慢の打棒を発揮し、出塁率はプロ野球史上初となる5割を達成。現在もシーズン出塁率5割を達成したのは王ひとりだけ(1973、1974)である。
 

 
 リーグ9連覇は達成するも、シーズンを通していまいち調子の上向かなかったチームの中でOPSは1.258を記録するなど、ひとり気を吐いた王。その活躍が称えられ、自身3年ぶり6度目となるリーグMVPに選出された。

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