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村上宗隆は何位に…「シーズンOPS」ランキング歴代トップ6~10位。歴史に残る最強打者たち

2022/09/19

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産経新聞社



8位:王貞治(1966年・読売ジャイアンツ)


 
OPS1.214=出塁率.499+長打率.715
 
 1966年の王は 8月18日の大洋戦で史上4人目となる通算250本塁打を放つと、同月にはプロ野球史上最速となる97試合での40号本塁打を放つ。40号到達は王にとって4年連続のことであった。この年の王はシーズン終盤に調子を落としたものの、1年間を通して3番打者として輝きを放ち続ける。
 
 この年は打率.322、48本塁打、116打点と好成績を残すが、チームメイトの長嶋茂雄が絶好調だったこともあり首位打者とリーグMVPは逃した。しかし、5年連続となる本塁打王と3年連続4度目の打点王を獲得した。
 

 
 四球数(142)と敬遠数(41)は当時の球界最高であり、現在も2番目の数字である。長打率は7割(.715)を超え、出塁率(.499)に至っては惜しくも日本プロ野球史上初となる5割には到達しなかったものの、王自身の活躍のみならず「ミスター」の前を打つバッターとして最高の成績だった。

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