大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



ドラフト下位指名から大活躍!ドラフト「掘り出し物」現役選手5人【投手編】

2022/09/10

text By

photo

産経新聞社



高梨雄平


出身:埼玉県
投打:左投左打
身長/体重:175cm/81kg
生年月日:1992年7月13日
ドラフト:2016年ドラフト9位
 
 現在はジャイアンツで、かつてはイーグルスで活躍した高梨雄平もドラフト下位から活躍している1人だ。
 
 川越東高校(埼玉県)から早稲田大学に進学した高梨は、大学3年時に完全試合を達成。しかし、その後は怪我の影響もあって登板試合が減少。目立った活躍を見せることがなく、社会人のJX-ENEOSへ。
 
 社会人2年目の2016年にサイドスローに転向した高梨は、9位ながらイーグルスに指名を受けて入団。報道によると、当時JX-ENEOSの監督だった和嶋利博には、この年に指名がなければ高梨を外野に転向させるプランがあったようだ。
 
 監督の気持ちとしては「投手は難しい」という気持ちがあったかもしれない。しかし、その気持ちとは裏腹に、高梨は1年目(2017年)から46試合に登板。防御率は1.03、奪三振は登板試合以上の48を記録した。2018年は70試合登板で防御率2.44を残し「左キラー」としての地位を築き上げる。
 

 
 その後はトレードでジャイアンツに移籍し、プロ6年目で通算登板数が300を超えた高梨。2021年オフにはスローカーブの習得に挑戦するなど、向上心の塊とも言える選手である。

1 2 3 4 5