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ドラフト下位指名から大活躍!ドラフト「掘り出し物」現役選手5人【投手編】

2022/09/10

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産経新聞社



西口直人


出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:183cm/83kg
生年月日:1996年11月14日
ドラフト:2016年ドラフト10位
 
 イーグルスの「勝利の方程式」として、2022年シーズンは50試合以上に登板している西口直人は、ドラフト10位で指名された選手である。西口がプロ入りするまでの経歴は異色と言っていいだろう。
 
 高校時代は大阪の山本高校で過ごしたが、野球で名の知れた高校ではない。西口にとって最後の夏は初戦でコールド負け。その後は大学ではなく専門学校に進学し、スポーツ栄養学などを学びながら野球を続けた。そして迎えた2016年のドラフト、西口はイーグルスから10位で指名を受ける。同年のドラフトでは唯一の10位指名で、12球団最後に指名された選手だった。
 
 あくまでポテンシャルを評価されての指名だったが、2年目の2018年にプロ初登板。その後、2019・2020年は1軍登板なしに終わるも、2021年に33試合登板でブレイクを果たす。150km/hのストレートとフォークを武器に、先発ではなくリリーフとして活路を見出したのだ。
 

 
 2022年シーズンは現時点(2022/09/08)で29ホールドポイントを記録している西口。西口の活躍は、改めてドラフトの順位が関係ないことを証明した。

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