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【MLB】前田健太の可能性かチェン・ウェインの実績か。迫られるドジャースの決断

今オフシーズンすでに実績のある先発投手はFAとして他の球団との契約に合意した。いまだ先発ローテに疑問が残るロサンゼルス・ドジャースは先発投手の補強に動いておらず、地元紙『LAタイムズ』では前田健太とチェン・ウェインの両者を獲得候補としてあげた。

2015/12/27

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残る選択肢は前田か陳か

 現在ドジャースが獲得に興味を示していると思われる二人は、前田健太とチェン・ウェインだ。
 前田健太獲得には入札金の上限2000万ドル、更には約6000~8000万ドルの契約が予想される。一方でチェン・ウェインの代理人であるスコット・ボラス氏は報道によると1億ドルの契約を求めていることから、どちらと獲得するにも同等の額が必要となってくるだろうと、ディルベック氏は推測する。
 
 そんな中、ディルベック氏が前田健太獲得を勧める理由として、「彼は右投げで(チェン・ウェインより)2歳年齢が若く、ドラフト指名権を失う必要がない」ことを挙げた。
 
 現在のドジャースの先発ローテはクレイトン・カーショウ、ブレット・アンダーソン、アレックス・ウッド、そして柳賢振が入ってくる可能性がある。全員左投手だ。左投手だけでローテを揃えることで法を犯すことはないが、やはり理想とするものではないだろうと指摘する。
 
 チェン・ウェインはオリオールズからクオリファイングオファーを提示されたためドジャースが契約すれば、ドラフト1巡目指名権を失う。
 戦略として、ドジャースはドラフト指名権を集め、組織全体の若手強化に励んでいることから、30歳の投手獲得のために失うことは本意ではないはずだとディルベック氏は言う。
 それでもチェン・ウェインは、ここ2年間オリオールズで27勝14敗、防御率3.44と実績を残し、メジャーの舞台でもすでに4年間プレーしていることから確実性がある存在だとも評する。
 
 記事ではMLBでの実績は当然、陳が上だが、前田の日本での実績から高い可能性を感じることはできる、としている。2015年シーズンは通算2度目の沢村賞を受賞し、15勝8敗、防御率2.09でシーズンを終えたことも紹介している。
 
“He’s not considered a Masahiro Tanaka-type ace, but a solid middle-of-the-rotation starter, something the Dodgers could very much use. Maeda has been in the United States for the last two weeks to meet with clubs and the Japanese media reported he met with the Dodgers on Thursday. His posting period expires Jan. 8, so a decision looms.”
「彼は田中将大のようなエースではないが、先発ローテの中軸として計算できる投手でありドジャースには必要な存在だろう。前田はここ2週間アメリカで各球団と会い、日本メディアによると木曜日にドジャースとも会っていたことが報道された。ポスティングの交渉期間は1月8日までとなっており、決断が迫られる」
 
出典: Will Kenta Maeda offer a partial solution to Dodgers’ rotation woes? by Steve Dilbeck in Los Angeles Times on December 26, 2015

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