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高卒ルーキーで即戦力…プロ1年目から新人離れの成績残した野手6人

2023/06/30

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産経新聞社



立浪和義


 
1年目成績:110試合、打率.223、75安打、4本塁打、18打点、22盗塁
 
 1987年にPL学園の主将として、史上4校目となる春夏連覇に貢献。同年のドラフトで、南海ホークスと中日ドラゴンズによる競合となり、結果中日に入団した。
 
 ルーキーイヤーはキャンプからその素質を首脳陣に見抜かれ、「2番・ショート」で開幕スタメンに抜擢される。昨年度のセ・リーグベストナインを獲得した宇野勝をセカンドにコンバートしての立浪の起用となった。大洋との開幕戦では、28年ぶり3人目となる高卒新人野手の開幕戦安打を記録する。同年のオールスターにはファン投票で選出された。
 

 
 チームはその年リーグ優勝を果たし、立浪はレギュラーとして優勝に貢献。新人離れした守備と高い走塁技術が評価され、新人王とゴールデングラブ賞を受賞した。新人王の獲得は高卒新人野手としては立浪が最後で、高卒新人野手のゴールデングラブ賞受賞は球史において唯一となっている。
 
 その後は歴代最多となる487二塁打、歴代8位となる2480安打を記録。「ミスター・ドラゴンズ」として愛された男は、いまチームの指揮を執っている。

 
【了】

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