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”甲子園のスター”から一転…プロ野球で挫折を味わった主役5人|全国高校野球大会

2023/08/03

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産経新聞社



川口知哉


投打:左投左打
身長/体重:184センチ/86キロ
生年月日:1979年8月25日
経歴:平安高
ドラフト:1997年ドラフト1位
 
 井川慶、能見篤史とともに「高校生左腕三羽ガラス」と称された平安高(現:龍谷大平安・京都)の川口知哉。インタビューでの“ビッグマウス”発言でも大きな話題を呼んだ。3年時にはエース・4番・主将の重責を担い、春夏連続で甲子園出場。中心選手としてチームを夏準優勝に導いた。
 

 
 迎えた1997年ドラフト会議では4球団から1位指名を受け、抽選の末にオリックス・ブルーウェーブ(現:バファローズ)入り。鳴り物入りで入団したが、プロでは制球難を露呈。克服のためにフォーム改造にも着手したが、目立った成果は得られなかった。一軍ではわずか9試合登板で未勝利に終わり、2004年に戦力外通告。オフには12球団合同トライアウトを受験したが、獲得球団は現れず現役を退いた。
 
 引退後は、日本女子プロ野球でコーチ・監督を歴任。現在は母校・龍谷大平安のコーチとして選手育成に力を注いでいる。

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