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まさに”主役”…夏の甲子園で覚醒した現役プロ野球選手5人|全国高校野球選手権大会

2023/08/03

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産経新聞社



髙橋光成(前橋育英)

投打:右投右打
身長/体重:190㎝/105㎏
生年月日:1997年2月3日
ドラフト:2014年ドラフト1位
 
 現在は埼玉西武ライオンズのエースとして活躍する髙橋光成も、夏の甲子園で名を上げた1人だ。
 
 髙橋は1年秋からエースとして活躍し。2年夏の群馬県大会では、前橋育英を夏初めての甲子園出場に導いた。本戦でも1回戦・岩国商業(山口)戦で驚異の9者連続を含む13三振を奪い完封すると、続く樟南(鹿児島)戦では一転して打たせて取る投球が際立ち、2試合連続の完封勝利を記録。その後も快投を続け、44イニング連続自責点ゼロのまま決勝戦まで駒を進めた。
 

 
 延岡学園(宮崎)との決勝では先制を許したが、9回3失点の粘投。最後までマウンドを守り抜き、夏初出場初優勝を達成した。同大会では6試合(50回)を投げ、防御率0.36(失点3、自責点2)という圧倒的な数字を残した。
 
 この活躍から、同年のU-18高校日本代表に2年生ながら選出された。3年時は甲子園出場とはならなかったが、2年連続で代表入り。世代屈指の好投手としての評価を受け、ドラフト1位指名を勝ち取った。

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