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まさに”主役”…夏の甲子園で覚醒した現役プロ野球選手5人|全国高校野球選手権大会

2023/08/03

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産経新聞社



中村奨成(広陵)

投打:右投右打
身長/体重:181㎝/81㎏
生年月日:1999年6月6日
ドラフト:2017年ドラフト1位
 
 数々の大会記録を更新し、一躍甲子園のスターとなったのが広島東洋カープでプレーする中村奨成だ。
 
 1年夏からレギュラーを掴み、3年時には潜在能力の高い捕手としてプロ注目の存在に。最後の夏、広島県大会では怪我の影響で出遅れたが、徐々に調子を上げていき、甲子園本戦で中村の打撃が覚醒する。
 

 
 初戦の中京大中京(愛知)戦でいきなり逆方向へ2本のアーチを描くと、同試合から3試合連続本塁打を記録した。準決勝・天理(奈良)戦でもバックスクリーン弾を含む1試合2ホーマーを放ち、大会新記録となる6本塁打に到達した。
 
 最終的に大会打率.679をマークし、本塁打記録に加えて打点(17打点)、塁打(43塁打)の大会新記録を樹立。安打(19安打)、二塁打(6本)も大会タイ記録となった。中村の猛打に導かれた広陵は、堂々の準優勝を果たしている。この活躍により、ドラフトでは2球団から1位指名を受け、抽選の末に地元・広島へ入団した。

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