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WBC2023は大谷翔平?村上宗隆?…歴代「日本の4番」を担った5人|野球日本代表侍ジャパン

2023/02/22

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新井貴浩


 
・出身地:広島県
・投打:右投右打
・身長/体重:189㎝/102㎏
・生年月日:1977年1月30日
・ドラフト:1998年ドラフト6位
 
 星野仙一監督が率いた北京五輪で全試合4番を務めたのが当時阪神に在籍していた新井貴浩だ。
 
 新井は、広島時代の2005年に43本を放ち本塁打王を獲得。06年にはWBC日本代表に選出されたものの出場機会はわずかだった。08年からはFAで阪神に移籍。2008年シーズンも高打率をマークし、3番打者としてチームを牽引していた。大会直前の7月に腰痛で一時登録を抹消されるも、星野監督に期待をかけられ日本代表に選出された。
 

 

 北京五輪では、全9試合に4番一塁手としてスタメン出場し、打率.257、1本塁打という成績だった。打点はチームトップタイの7打点を記録。予選リーグの韓国戦では先制2点本塁打を放つなど、4番としてチームを支えた。
 
 しかし、日本は準決勝、3位決定戦ともに敗れ、メダルなしの4位に終わった。さらに大会前に痛めた腰痛が悪化し、帰国後に腰椎の疲労骨折が発覚。五輪期間中も深刻な状態であったが、そんな中でも責任感の強さから「日本の4番」を全うした。

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