大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



逸材揃い…2001年生まれの選手5人。大豊作世代!投打に躍動するニュースターたち

2022/12/18

text By

photo

産経新聞社



奥川恭伸(東京ヤクルトスワローズ)

投打:右投右打
身長/体重:184センチ/82キロ
生年月日:2001年4月16日
経歴:星稜高
ドラフト:2019年ドラフト1位
 
 星稜高時代には甲子園準優勝投手となり、3球団競合の末に2019年ドラフト1位でヤクルトに入団した奥川。ルーキーイヤーは慎重な起用が続いたが、二軍では7試合(19回2/3)の登板ながら、防御率1.83の好成績。シーズン最終戦で一軍デビューを飾った。
 
 プロ2年目は、飛躍の1年に。開幕から先発ローテーションに名を連ねると、2戦目にプロ初勝利をマーク。その後も10日以上の登板間隔を空けて先発マウンドに上がった。レギュラーシーズンではチームトップタイの9勝、防御率3.26をマークし、リーグ優勝に尽力。105イニングで与四球数はわずか10個と抜群の制球力も光った。さらに、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ、日本シリーズでは開幕投手を任され、期待に応えるピッチングを披露。25年ぶり日本一に欠かせない存在となった。
 

 
 今季も順当に開幕ローテーション入りを果たしたが、初登板の3月29日巨人戦で緊急降板。上半身のコンディション不良で登録抹消となると、以降は右肘痛にも苦しみ、そのままシーズンを終えた。オフには右肘靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)の可能性もあったが、手術を回避し保存療法を決断した。エース番号の「18」を背負い、来季中の復帰を目指す。

1 2 3 4 5