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パ・リーグ、次世代スター候補の現在地 二軍で大活躍したあの若手有望株はブレイクできる?

2022/05/21

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髙部瑛斗(千葉ロッテマリーンズ)


ポジション:外野手
投打:右投左打
身長/体重:178センチ/72キロ
生年月日:1997年12月11日
経歴:東海大甲府高-国士舘大
ドラフト:2019年ドラフト3位
 
昨季二軍成績:61試合出場、打率.327、4本塁打、24打点、24四球、37三振、28盗塁、OPS.850(出塁率.401+長打率.449)
 
今季一軍成績:43試合出場、打率.264、1本塁打、12打点、12四球、37三振、13盗塁、OPS.607(出塁率.309+長打率.298)
 
 今回取り上げるロッテ期待の若手は髙部。国士舘大から2019年ドラフト3位で入団した左打ちの好打者だ。二軍では初年度から打率.344と圧倒的な数字を残すと、2年目の昨季も打率.327、28盗塁でファーム盗塁王も獲得した。高いコンタクト能力が武器で、昨季二軍では37三振、24四球と圧巻の数字。簡単に三振にならず、簡単に凡打もしない、投手からしたら厄介な存在となっている。

 今季はオープン戦で打ちまくり、打率.393で首位打者を獲得。一軍の外野手のレギュラー争いを制し、今季の一番打者に定着している。長打こそ多くはないが、盗塁13個はリーグ2位。着実に出塁して塁上から圧をかけるリードオフマンとして、重要な役割を果たしている。長打力が加われば、球界トップクラスの選手にもなりうる24歳に大きな期待がかかっている。

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