佐々木朗希を米メディアが特集「彼のレベルはMLBからそう遠くない」「『健康』が結果を左右する」【海外の反応】
2022/05/06
産経新聞社
佐々木朗希 最新情報
完全試合を達成し米国球界にも一気にその名を轟かせた佐々木朗希投手（千葉ロッテマリーンズ）。その動向が引き続き注目を集める中、米メディア『ESPNデポルテス』が同投手の特集記事を配信している。
現地3日（日本時間4日）、ホセ・バルトロメイ記者は「佐々木朗希，MLBでプレーしていない日本の怪物」というタイトルで佐々木について報じている。同記事の中で「大谷翔平（ロサンゼルス・エンゼルス）がMLBで偉業を我々に見せ続ける中で、すでに日本では新たな大センセーションが生まれている」と20歳の右腕について言及。
先の完全試合はもちろんのこと、東日本大震災で家族を亡くしていることにも触れており、佐々木の米国球界進出にも期待を寄せている。
これについては「イチロー、松井秀喜らの存在もあり、MLBの30球団は今世紀に入り日本球界をより近い存在に見始めている。だが、佐々木をMLBで見るには待たなければいけなそうだ。日本の様々な情報によれば今は米国移籍には良い時期ではないと思われている」と、述べつつ過去の日本人選手の移籍事情を引き合いにだしながら「投手のピークは27歳くらいだろうから、そのころには、よほどのことがない限り、佐々木をメジャーで見ることができるはずであろう」と続けた。
そして、「しかし、高校時代から日本でいくつもの大会にエントリーを重ねている彼が、果たして成功するのだろうか？それは時間が解決してくれるだろうが、おそらく彼の『健康』が結果を左右するだろう。とりあえずのところMLBに来るまでは、日本での活躍を楽しもう。彼のレベルはMLBからそう遠くないことを、投げるたびに我々に示しているのだ」と記事を結んでいる。
高橋康光