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フィルダー、ソリアーノ、ルイスらも日本球界経由。バーネット、李大浩はMLBで成功をおさめられるか

リーグ優勝の原動力となったヤクルトの守護神バーネット、日本一連覇の立役者の一人、ソフトバンクの主砲李大浩らが今オフのMLB挑戦を表明した。これまでヤンキース等で活躍したアルフォンソ・ソリアーノや、レンジャースの主戦投手コルビー・ルイスら日本球界を経由してMLBで活躍する選手は多い。

2015/11/05

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ベースボールチャンネル編集部



レンジャース地区優勝に貢献したルイス

 投手で一番の出世株はやはり元カープのコルビー・ルイスだろう。
 
 来日前は03年に10勝をあげるも防御率7.30を記録するなど安定感に欠けていたが、日本で制球力を向上させて飛躍。復帰後1年目から12勝、200イニングをマーク、来日前の半分に向上した与四球率が成功の要因となった。復帰後5年間で二桁勝利4度、今季は自己最多の17勝をあげレンジャースの地区優勝に大きく貢献。
 
ルイス(08~09広島、02~07,10~レンジャース等)
NPB 55試合 26勝 17敗 354.1回 防御率2.82
MLB復帰後 142試合 59勝 52敗881.1回 防御率4.34
 
 知名度こそ劣るもののルイスと遜色ない活躍を見せたのが元横浜のラファエル・ベタンコートと元広島のラモン・ラミーレス。
 
 ベタンコートは00年メジャー移籍の佐々木主浩の代役として期待されるも、適応できずシーズン途中に解雇。復帰後の03年からリリーフとしてメジャーに定着すると翌年から9年連続で50試合以上に登板。07年には68試合に投げ31ホールド,防御率1.47、12年には31セーブをあげるなどメジャー屈指のリリーバーとして活躍した。
 
ベタンコート(00横浜、03~13,15インディアンズ,ロッキーズ等)
NPB 11試合 1勝 2敗 0S 28.2回 防御率4.08
MLB復帰後 680試合 38勝 37敗75S 685.2回 防御率3.36
 
 02年途中にカープアカデミーからテスト入団を果たしたラミーレスは、オフにポスティングシステムを利用してヤンキースに移籍。外国人選手の同制度を利用した移籍は同じく広島のアレハンドロ・ケサダに続いて2人目、バーネットは契約成立すれば3人目となる。その後ロッキーズにトレードされるとメジャーデビュー1年目の06年にいきなり61試合登板、08~09年には2年連続70試合登板、防御率2点台を記録するなどチームに欠かせない存在となった。
 
ラミーレス(02広島、06~14ロッキーズ,ジャイアンツ等)
NPB 2試合 0勝 0敗 0S 3回 防御率3.00
MLB復帰後 424試合 23勝 21敗9S 434.2回 防御率3.42
 
 このラミーレスに前述のソリアーノやルイス、後述のスタルツなどなぜかMLB復帰後活躍する選手にはなぜかカープ出身者が多い。今季もミゲル・ソコロビッチ(13年に1年だけ在籍)が28試合に投げ、防御率1.82の好投、カージナルスの強力リリーフ陣の一角を勝ち取った。

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