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【FAプロテクト予想2021】ソフトバンクへ又吉克樹がFA移籍、人的補償は誰? 中日の補強ポイントを軸に考察

2021/12/23

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投手編

 投手陣の予想は以下のとおりとした。
【】内はプロテクト予想選手、()内は人的補償対象外選手。※先発・救援の区別は今季の登板数を参考にした。
 
●先発投手
(C.スチュワート・ジュニア)
大竹耕太郎
【東浜巨】
和田毅
【武田翔太】
高橋礼
【石川柊太】
【杉山一樹】
【千賀滉大】
奥村政稔
【松本裕樹】
【笠谷俊介】

●救援投手
【津森宥紀】
岩嵜翔
【甲斐野央】
【田中正義】
(L.モイネロ)
【森唯斗】
尾形崇斗
大関友久
【髙橋純平】
【古谷優人】
【板東湧梧】
【泉圭輔】
椎野新
田浦文丸
嘉弥真新也
 
 中日は又吉流出の影響でリリーフ投手を補強したいと考えるだろう。今季66試合(63回1/3)に登板した選手の穴を埋めるのは容易ではない。
 
 予想から漏れたリリーフの中で最も気になるのは嘉弥真だろう。今季チーム最多登板の左腕は、今季こそ防御率4.71と安定感を欠いたが、前年まで4年連続50試合登板、防御率2点台をクリアしていた。一方で嘉弥真は、ほとんどがワンポイント起用。投手有利の本拠地をもつ中日がわざわざ取る旨味は少ないのではないか。
 
 また、リスト作成の上で、中日の事情だけを考えるべきでもない。例えば岩嵜は、リリーフとして実績抜群。今季も嘉弥真に次ぐチーム2番目の登板数を誇った。しかし、ここ数年間はかつてほどの安定感があるわけではなく、ソフトバンクからすれば、今年岩嵜が投げた分を又吉が補ってくれたら結果的にはプラスとなる、という考え方もできる。
 
 先中いずれもこなせる高橋礼も魅力だ。今季は入団以来自己ワーストの成績に終わり評価が分かれるところだが実績は十分だ。だが、リリーフの変則投手であれば、タイプは違えどいまだ移籍情報が出てこない秋吉亮(前日本ハム)や牧田和久(前楽天)らに白羽の矢を立てても良いはず。和田毅は、年齢がネックとなってリスト外とした。

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