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史上最も熱い新人王争い。過去の新人王&新人特別賞を振り返り激戦の行方を占う【プロ野球新人王2021】

2021/12/14

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今年の行方は?

さてここまで新人特別賞が設けられた年の受賞者を振り返ってみたが、ここでもう一度今年の面々を見てみよう。
 
●2021年
セ・リーグ
・栗林良吏(広島) 1年目
53試合(52回1/3)、0勝1敗37S、81奪三振、防御率0.86
・伊藤将司(阪神) 1年目
23試合(140回1/3)、10勝7敗、1H、79奪三振、防御率2.44
・奥川恭伸(ヤクルト) 2年目
18試合(105回)、9勝4敗、91奪三振、防御率3.26

・牧秀悟(DeNA) 1年目
137試合、打率.314(487打数153安打)、22本塁打、71打点、2盗塁、OPS.890
・佐藤輝明(阪神) 1年目
126試合、打率.238(425打数101安打)、24本塁打、64打点、6盗塁、OPS.750
・中野拓夢(阪神) 1年目
135試合、打率.273(466打数127安打)、1本塁打、36打点、30盗塁、OPS.649
ほか
 
パ・リーグ
・宮城大弥(オリックス) 2年目
23試合(147回)、13勝4敗、131奪三振、防御率2.51
・伊藤大海(日本ハム) 1年目
23試合(146回)、10勝9敗、1完投1完封、141奪三振、防御率2.90
・早川隆久(楽天) 1年目
24試合(137回2/3)、9勝7敗、1完投1完封、127奪三振、防御率3.86
ほか
 

 やはりパ・リーグは宮城大弥が最有力だろう。2年目ということがやや不利にはたらく可能性もなくはないが、2019年の近本村上では僅差ながら2年目の村上が押し切った。リーグ優勝に導いたことも加味すれば受賞は堅いだろう。
 
 一方でセ・リーグはやはり栗林と牧の一騎打ちが予想される。ともに歴史に名を刻む規格外の活躍をみせた。どちらが選ばれてもおかしくはない。果たして投票権を持つ記者たちが選択するのは誰になるのだろうか。
 
栗林の活躍メモ
・シーズン37セーブ(新人タイ記録)
・シーズン53交代完了(新人記録)
・開幕から22試合連続無失点(新人記録)
・20試合連続セーブ(NPB歴代2位)
・オールスター出場
・東京五輪出場
・防御率0点台
 
牧の活躍メモ
・サイクル安打(新人公式戦初)
・5打席連続二塁打(NPB記録)
・シーズン35二塁打(新人記録)
・シーズン14猛打賞(新人タイ記録)
・月間MVP(10,11月度)
・「3割20本」クリア

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