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QS率向上、リーグワーストだった援護率も改善。千葉ロッテ・涌井、最多勝獲得の要因

千葉ロッテの涌井秀章が10月6日のシーズン最終戦で10回を投げ抜き15勝に到達。自身6年ぶり3度目となる最多勝の栄冠を手にした。

2015/10/07

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ロッテのエースとして成績を残した

「無事是名馬」今季の涌井を表現するには最もふさわしい言葉だろう。

 今季の防御率3.39、K/BB(奪三振と与四球の比率。制球力を示す指標の1つ)2.05はともに規定投球回に到達した12投手中8位と目を見張るような投球ではなかったものの、28先発はリーグ1位タイ、188回2/3はリーグ2位とローテーションを守り続けた。

 QS(6回3失点以内)率もリーグ3位の75%を記録している。

 常に試合を作り、チームに勝利のチャンスをもたらしてきた結果が最多勝という勲章につながった。防御率トップ、完封勝利3度と登板時には圧倒的な投球を見せるも怪我や二刀流の影響もあり、22先発に終わったもう一人の最多勝投手大谷翔平とは対照的なシーズンと言える。

 今季の相手球団別成績を見ると首位ソフトバンクに対しては5勝、2位日本ハムにも2戦2勝と上位チームに強い。これからのクライマックスシリーズに向けて頼もしい限りだ。

 一方交流戦では4登板で白星なし、古巣西武に対しては打線の援護に恵まれなかったこともあり2勝4敗、特に勝ち頭の十亀剣とのマッチアップでは4試合で0勝3敗に終わっている。

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