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クライマックスシリーズで一番見たいのは、「4番・阿部」のホームランです 【音楽と野球 林 幸治さん(TRICERATOPS)インタビュー #1】

史上まれにみる大混戦となったセリーグのレギュラーシーズンも終わり、息つく間もなくクライマックスシリーズが始まる。今回は「混セ」に沸いた野球ファンであり、子どもの頃からの巨人ファンでもある、ロックバンド・TRICERATOPSのベース&コーラス・林幸治さんに話を伺った。前編は今シーズンの振り返りと、クライマックスシリーズへの期待を中心にお届けする。

2015/10/09

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ルーキー岡本は今後スターになる予感!?

――続いて、巨人の4連覇ならず、東京ヤクルトスワローズが優勝したことについてお聞きします。

 ヤクルトについては、ホームラン王、打率王、打点王がいたら、そりゃ強いですよね。山田選手の活躍なんて強烈じゃないですか。それを考えると、巨人のチーム打率(.243)で、よく2位になれたなというのが本音です。「他球団で活躍していた選手でも巨人に来たら打たなくなる」というのは、よく言われることなんですけど、僕らにはわからないプレッシャーがあるんでしょうか。対戦相手もエースをあててくることが多いし、対巨人となると、どのチームも目の色を変えてやってくるとか…。それに、ホームランが魅力的なチームのはずなのに、今年は少ないですよね。

――そうですね(98本で4位)。チームの打撃成績は.243で最下位ですが、防御率はトップ(2.78)。ここで折り合いがついているのでしょうか。私も特に今季は数字を眺めていても分かりません(苦笑)。では、クライマックスシリーズに話を移しましょう。

ピッチャーは菅野、マイコラスですね、まずは。野手では、村田に打ってもらいたい。打って息子さんの前で男泣きしてもらいたいですね。ポジションはかぶるけど、ルーキーの岡本が活躍するところも見たい。彼がいいところでホームランを打ったりしたら、今後スターになっていくような雰囲気が出てきますよね。 確か坂本も「こんな場面で打てるルーキーはいない」って、注目を浴びて、阿部と自主トレをするようになって、確実にレギュラーへの道を進んできた感じだったんじゃないかな。あとは、高橋由伸を出し惜しみせずに起用してほしいですね。代打で出てきたらすごい歓声が上がるんですよ。だけど、まだレギュラーでも活躍できるんじゃないかと思う時もあって…。今シーズン、スタメンで出ていた時期もありますよね?

――ありますね。さて、複数の選手名があがりましたが、4番バッターはやっぱり!?

 やっぱり阿部です。クライマックスシリーズで一番見たいのは、「4番・阿部」のホームランですね。

――後編では、林さんにとって特別な存在とも言える松井秀喜さんにまつわるエピソードや、今後の巨人に期待していることなどをお聞きします。

※10月10日更新予定 後編#2に続く 

プロフィール
林 幸治(はやし・こうじ)
1976年7月24日生まれ。東京都出身。ロックバンドTRICERATOPSのベース&コーラスとして、1997年にメジャーデビュー。 現在2014年12月にリリースしたアルバム「SONGS FOR THE STARLIGHT」を引っ提げ全国ツアー中。「野球・ソフトボールを東京オリンピックの正式種目に!」のPR映像に楽曲「Shout!」が使用され話題に。映像には長嶋茂雄氏、王貞治氏、野茂英雄氏、松井秀喜氏など球界関係者をはじめ多くの著名人が参加。また、今作のPV制作をするにあたり投稿動画を受付中。
オフィシャルホームページ http://triceratops.net/
 PV動画受付特設サイト http://shout2015.com/

プリント
アルバム「SONGS FOR THE STARLIGHT」発売中

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