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ドラフト隠し玉となるか。独立リーグからNPB入り目指す注目選手は?<野手編>(四国アイランドリーグplus・ルートインBCリーグ・ヤマエ久野九州アジアリーグ)【ドラフト2021】

2021/10/08

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速水隆成(はやみずたかなり)

捕手
右投右打
群馬ダイヤモンドペガサス・ルートインBCリーグ

今季成績:64試合、打率.339、81安打、12本塁打、73打点、1盗塁、OPS1.058(出塁率.451+長打率.607)

速水は、桐生第一高から2016年に群馬ダイヤモンドペガサスへ入団した満24歳の右投右打の捕手。身長188センチ、体重100キロ。(ルートインBCリーグの公式HPより)

長距離砲の大型捕手は、打力の高さから一塁手も兼任する。昨季はリーグ屈指の打撃成績を残し、最高殊勲選手(MVP)を受賞。読売ジャイアンツの入団テストでも存在感を示していたが、惜しくも指名漏れとなった。在籍6年目を迎えた今季も打率.339、12本塁打、リーグ断トツトップの73打点を叩き出し、リーグ総合優勝に大きく貢献。捕手としても高い盗塁阻止率をマークし、攻守に猛アピールを見せた。

樋口正修(ひぐちせいしゅう)

内野手
右投左打
埼玉武蔵ヒートベアーズ・ルートインBCリーグ

今季成績:60試合、打率.286、64安打、3本塁打、35打点、40盗塁、OPS.774(出塁率.372+長打率.402)

樋口は、北本高、駿河台大を経て、今季埼玉武蔵ヒートベアーズに入団した満22歳の右投左打の内野手。身長176センチ、体重74キロ。(ルートインBCリーグの公式HPより)

俊足を活かしたプレースタイルが特徴。独立リーグ1年目の今季は、リーグ上位の40盗塁を決め、成功率も8割を誇った。ポジションも遊撃をメインに二塁、三塁をそつなくこなすことができ、打撃ではパンチ力を秘める万能タイプの内野手だ。

石川慧亮(いしかわけいすけ)

外野手
右投右打
栃木ゴールデンブレーブス・ルートインBCリーグ

今季成績:34試合、打率.311、42安打、3本塁打、24打点、3盗塁、OPS.796(出塁率.367+長打率.430)

石川は、青藍泰斗高から今季栃木ゴールデンブレーブスに入団した満19歳の外野手。身長173センチ、体重80キロ。(ルートインBCリーグの公式HPより)

青藍泰斗高時代にも長打が魅力の強打者として知られ、プロ志望届を提出したが、指名漏れとなった。今季は栃木ゴールデンブレーブスでのプレーを決断。高卒1年目ながらシーズン途中から4番に座り、規定打席には届かなかったが、打率3割超、3本塁打とポテンシャルの高さを見せた。将来性は抜群で、中日ドラゴンズに所属する兄・石川翔に続くNPB入りを目指している。

望月涼太(もちづきりょうた)

内野手
右投左打
香川オリーブガイナーズ・四国アイランドリーグplus

今季成績:64試合、打率.330、65安打、4本塁打、40打点、19盗塁、OPS.928(出塁率.466+長打率.462)

望月は、東大阪大柏原高、九州共立大、東芝を経て、今季香川オリーブガイナーズに入団した満26歳の右投左打の内野手。身長175センチ、体重78キロ。(球団の公式HPより)

九州共立大時代に指名漏れを経験。その後は社会人の名門・東芝で腕を磨いたが、NPB入りを熱望し、今季は香川オリーブガイナーズに活躍の場を移した。俊足巧打の遊撃手としてその実力は折り紙付き。主要打撃部門全てでリーグ上位の好成績を残し、勝負の1年でチームを牽引する活躍を見せた。

濱将乃介(はましょうのすけ)

外野手
右投左打
高知ファイティングドックス・四国アイランドリーグplus

今季成績:67試合、打率.292、73安打、5本塁打、40打点、10盗塁、OPS.774(出塁率.338+長打率.436)

濱は、東海大甲府高から2019年に高知ファイティングドックスに入団した満21歳の右投左打の外野手。身長180センチ、体重78キロ。(球団の公式HPより)

高卒1年目から3番を任された期待の星は、年々右肩上がりに成績を伸ばし、今季は安打、打点でリーグ2位の数字。昨季までの2年間でわずか1本だった本塁打数も、1シーズンで5本を数えた。思い切りの良い打撃と強肩を誇る外野守備には目を見張るものがあり、伸びしろも十分な好素材だ。

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