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ドラフト隠し玉となるか。独立リーグからNPB入り目指す注目選手は?<投手編>(四国アイランドリーグplus・ルートインBCリーグ・ヤマエ久野九州アジアリーグ)【ドラフト2021】

2021/10/08

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石森大誠(いしもりたいせい)

左投左打
火の国サラマンダーズ・ヤマエ久野九州アジアリーグ

 
今季成績:36試合(36回1/3)、2勝1敗19セーブ、3ホールド、63奪三振、防御率1.73、WHIP0.94
 
 石森は、遊学館高、東北公益文科大、熊本ゴールデンラークスを経て、今季新設の火の国サラマンダーズに入団した満23歳の左腕(左打)。(球団の公式HPより)
 
 最速155キロの速球を誇る快速球サウスポー。火の国サラマンダーズではクローザーを務め、19セーブ、防御率1.73。奪三振率は脅威の15.61を記録しており、ドラフト本指名、上位候補と目されている。

宮澤怜士(みやざわれいじ)

右投左打
火の国サラマンダーズ・ヤマエ久野九州アジアリーグ

 
今季成績:15試合(91回)、8勝1敗、92奪三振、防御率2.27、WHIP0.98
 
 宮澤は、遠軽高、東海大札幌キャンパス、熊本ゴールデンラークスを経て、今季新設の火の国サラマンダーズに入団した満23歳の右腕(左打)。(球団の公式HPより)
 
 小柄な体格ながら、最速150キロ超の速球を軸とした強気の投球スタイルが特徴。好投手の多い火の国サラマンダーズで右腕エースを任され、防御率、勝利数、奪三振数でリーグトップの成績を残した。

近藤壱来(こんどうかずき)

右投右打
香川オリーブガイナーズ・四国アイランドリーグplus

 
今季成績:20試合(132回)、15勝3敗、142奪三振、防御率2.18、WHIP1.07
 
 近藤は、鳴門渦潮高、三菱自動車倉敷オーシャンズを経て、昨季香川オリーブガイナーズに入団した満23歳の右腕(右打)。身長180センチ、体重78キロ。(球団の公式HPより)
 
 昨季は主にリリーフとして登板機会を得ていたが、先発に転向した今季に大きく飛躍。チームの絶対的エースとしてリーグトップの15勝をマークし、防御率、奪三振数でもリーグ2位と主要投手部門全てで好成績を残した。2種類のスライダーやカーブなども駆使する巧みな投球術を武器としており、奪三振能力も高い。

平安山陽(へんざんよう)

右投右打
徳島インディゴソックス・四国アイランドリーグplus

 
今季成績:14試合(72回)、6勝4敗、68奪三振、防御率1.50、WHIP0.99
 
 平安山は、松山聖陵高から今季徳島インディゴソックスに入団した満18歳の右腕(右打)。(球団の公式HPより)
 
 高卒1年目となる今季は、いきなり先発の一角として6勝、防御率1.50と抜群の安定感を発揮。大きく変化するスライダーをウイニングショットに三振を奪う場面も数多く見られた。年齢も若く、伸びしろも十分な成長株の右腕といえる。

長尾光(ながおひかる)

右投右打
埼玉武蔵ヒートベアーズ・ルートインBCリーグ

 
今季成績:7試合(15回2/3)、1勝0敗、11奪三振、防御率5.74、WHIP1.60
 
 長尾は、ノースアジア大明桜高から今季埼玉武蔵ヒートベアーズに入団した満19歳の右腕(右打)。身長183センチ、体重82キロ。(ルートインBCリーグの公式HPより)
 
 ノースアジア大明桜高時代から好右腕として注目されており、昨年もプロ志望届を提出したが、指名漏れとなった。今季は1年でのプロ入りを目指して埼玉武蔵ヒートベアーズに加入。シーズン成績こそやや物足りないものとなったが、随所に大器の片鱗を見せていた。力強い速球に加えてスライダーやカットボール、スプリットなど多彩な球種を操る器用さも魅力で、将来性は抜群。ドラフト1位候補に挙がる1学年下の後輩・風間球打(ノースアジア大明桜)と同年のNPB入りを目指す。

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