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カープ、クリス・ジョンソンの現役引退を発表 リーグ3連覇に貢献した沢村賞左腕、日本と広島は「第二の故郷になりました」

2021/08/18

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 広島東洋カープは18日、昨季までチームに在籍していたクリス・ジョンソン投手が現役を引退することになったと発表した。
 

 
 また、今年の東京オリンピックのアメリカ合衆国代表選手として招致依頼があったが、「カープの一員だったことをファンの皆さんに覚えておいて欲しい」という本人の意向があり、辞退したという。

 ジョンソンは、2015年に広島へ加入した。初年度から左のエース格として14勝7敗、防御率1.85をマークし、最優秀防御率のタイトルを受賞。翌16年には15勝7敗、防御率2.15、勝率.682の成績で外国人選手史上2人目の沢村栄治賞に輝いた。以降も先発の柱として活躍を続け、セントラル・リーグ3連覇に大きく貢献。在籍6シーズンで2桁勝利4度を記録した。NPB通算成績は、128試合(804回)を投げ、57勝37敗、624奪三振、防御率2.76となっている。
 
♢クリス・ジョンソン投手のコメント
 「私の野球人生で一番輝いたのは広島東洋カープでプレーした時で、長年待ちわびたセントラル・リーグ優勝、日本シリーズでの登板、沢村賞受賞など多く達成出来たと思っています。これらを成し遂げられる事ができたのは、私の素晴らしいチームメイトや寄り添ってくれた家族のおかげです。チームメイトは友人に留まらず、愛情を持ち共に戦う家族のような存在になりました。言語の理解の手助けだけではなく、素晴らしい友人となってくれた西村通訳と松長通訳にも大変感謝しています。
 
 日本と広島は過去6年間プレーしていた中で、私の第二の故郷になりました。私と家族は日本での生活を常に楽しみ、様々な町を探索し、文化を学び、人々と交流し、日本語も少しは話せるようになりました。
 
 日本の方々、特にカープファンは私達家族にとても良くして下さり、私がどんな悪いピッチングをした時でも全力で応援して下さったので、いつも自分がホームにいるという安心を感じる事ができました。また、愛する野球をプレーする機会を与えて下さったカープファンや球団にこれからもずっと感謝を続けて行きます。
 
 私が子供の時から夢を見ていた野球のキャリアを達成する事に、カープは大きな助けとなりました。そして、私は広島東洋カープの選手として引退する事を誇りに思います。いつかまた日本に帰ってきて、広島を訪れ、カープの試合を観戦できる日を楽しみにしています。素晴らしい思い出をありがとうございました。」