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【MLB】「8回に戻って、正直ほっとする」守護神代役も8月防御率9点台の田澤 セットアッパー復帰へ

上原浩治の故障で守護神に指名された田澤純一は、結果を残せず3週間でその座を剥奪された。後任はウエーバーで拾われた防御率5.40のジーン・マチというのも、ショッキングだ。

2015/09/01

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8月は苦しんだ田澤

 上原浩治の故障で、一度はクローザーへの抜擢を受けた田澤純一だが、8月30日のメッツ戦の試合前に正式に中継ぎへの復帰を宣告された。メジャー有数のセットアップだった田澤にとっても、守護神の役割の重さは一方ならぬものだった。
 地元紙『ボストン・グローブ』では「レッドソックスは田澤純一をセットアップに戻す」という見出しで報じている。

There are few positions more superfluous in baseball than being the closer of a last-place team. But the Red Sox are making a change with 32 games remaining.
最下位球団のクローザーとは、野球界において最も重要度の低い役割だろう。しかし、わずか32試合を残すのみの段階において、レッドソックスは変革を断行しようとしている。

 上原離脱の数日後に、ジョン・ファレル監督がリンパ腫の治療に専念することが発表されたため、監督代行を務めるトレイ・ロブロは、8月30日のメッツ戦の試合前、田澤にブルペンへの異動を伝えた。

 ロブロは田澤の心境を慮り、 「彼にはその役割(中継ぎ)がはまっていたから」と、クローザー交代の理由を語っている。
 メジャーでは、首脳陣は結果が出ない選手に関しても、メディアにはポジティブにコメントすることが多い。

 8月は田澤にとってタフな月だった。10試合に登板し防御率は9.31で、被打率は.390だった。セーブは3つ記録したが、セーブ失敗も3度あった。今季田澤は、8回の防御率が1.87であるのに対し9回は5.59。この点についてもロブロは田澤に寛容だ。

「9回を担当するという役割に適応していくには、時間が掛かるものだ。後ろには誰もいない、最後の砦なのだ。プレッシャーに押しつぶされそうになる仕事だよ」

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