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大谷翔平、6回10奪三振2失点で今季2勝目! 白星消滅危機も守護神イグレシアスが圧巻の火消し

2021/06/05

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が4日(日本時間5日)、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番・投手」で“リアル二刀流”出場。投手としては6回2失点で今季2勝目を挙げた。打者としては2打数無安打ながら1四球を選んでいる。
 

 
 大谷は初回、先頭のJ. P. クロフォード内野手に対し、2球目、甘く入った91.9マイル(約148キロ)のフォーシームを捉えられると、打球は右中間スタンドへ。打った瞬間の当たりで先制点を献上した。

 さらに3回、またしても先頭打者に痛打され、無死二塁の走者を背負った大谷。犠打で三塁へと走者を進められると、初回先頭打者弾を許したクロフォードに犠飛を打たれ、3回までに2失点と苦しい展開となる。
 
 しかし、その裏、エンゼルス打線が奮起。走者ひとりを置いて、1番ジャスティン・アップトン外野手が左中間スタンドに運び同点に。さらに4回には、ホセ・ロハス外野手にも一発が飛び出し、勝ち越しに成功した。
 
 大谷は、4回以降も走者は背負ったが、マリナーズ打線に得点を与えずスコアボードに0を刻んだ。奪三振は3回以外毎回の10個を記録。7回から2番手トニー・ワトソン投手にマウンドを譲りベンチに下がった。
 
 1点差で迎えた8回、エンゼルスは3番手マイク・マイヤーズ投手が、マリナーズ打線につかまり、無死満塁のピンチを招いた。しかし、この日最大のピンチで、守護神ライゼル・イグレシアス投手がマウンドに上がると、ミッチ・ハニガー、カイル・シーガー、タイ・フランスと並ぶ上位打線を、一邪飛、空三振、見三振に斬って取る完璧な火消し。エンゼルスの、そして大谷の勝利を死守した。
 
 この日の大谷は、6回(76球)を投げ、被安打4、奪三振10、与四球0、失点2の成績。打撃成績は、2打数無安打(遊併打、四球、遊ゴロ)だった。
 
 4月26日(同27日)以来の勝利投手に。今季2勝目、メジャー通算6勝目を挙げた。あす5日(同6日)は菊池雄星投手が先発予定。大谷が出場すれば、“花巻東対決”が今年も実現する。