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【2022年最新版】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング21~25位。球界を席巻する”リアル二刀流”がランクイン

2022/05/20

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22位 大谷翔平

最高年俸:550万ドル(約6億500万円)
対象年度:2022年(ロサンゼルス・エンゼルス所属)

 
 2017年オフにメジャー挑戦を表明し、複数の球団が獲得に乗り出す中でロサンゼルス・エンゼルス入団を決めた大谷翔平。異例の二刀流選手として大きな注目を集めた。
 
 メジャー1年目の18年から類稀な才能を遺憾なく発揮した。同年は投手として10試合(51回2/3)を投げ、4勝2敗、63奪三振、防御率3.31、WHIP1.16。打者としては104試合に出場し、打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁、OPS.925(出塁率.361+長打率.564)をマークし、日本人選手としてはイチロー以来4人目となる新人王に輝いた。
 
 翌19年は、前年途中に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた影響で打者に専念。新型コロナウイルス感染拡大の影響で60試合制となった20年は、投打ともに振るわず。オフに2年総額850万ドルでエンゼルスと再契約を結んだ。

 すると21年シーズンは、”リアル二刀流”でメジャーを席巻。投手として23試合(130回1/3)を投げ、9勝2敗、156奪三振、防御率3.18、WHIP1.09。打者としては158試合出場で打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁、OPS.964(出塁率.372+長打率.592)と現代に比較対象のない圧巻の成績。最後まで本塁打王争いを繰り広げ、満場一致でアメリカン・リーグのシーズンMVPに選出された。この活躍を受け、メジャーリーグは今季から”大谷ルール”(投打同時出場した先発投手が降板後も指名打者〔DH〕として出場可能)を新設。唯一無二の存在として今季も大きな期待と注目が集まっている。

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