大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



【2022年最新版】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング6~10位。“平成の怪物”、ワールドシリーズMVPのスラッガーも

2022/05/20

text By

photo

Getty Images



9位 前田健太


 
最高年俸:1202万5000ドル(約13億2300万円)
対象年度:2016年(ロサンゼルス・ドジャース所属)

 
 2015年オフにロサンゼルス・ドジャースと8年契約を結んだ前田。基本給は1年300万ドルで、契約ボーナスを加えて8年総額2500万ドル、先発登板数、イニング数などの出来高条件を全て達成で1500万ドル増、トレード成立の際には100万ドル増など多額のオプションが付いた特殊な契約内容で合意した。
 
 1年目の16年から開幕ローテーション入りを果たすと、初登板試合では初本塁打を放つなど投打に渡る活躍で初勝利。以降も安定した投球を続け、32先発(175回2/3)を投じて16勝をマークし、同年の年俸は1202万5000ドルとなった。翌17年以降も活躍を続けたが、チーム事情と適性を加味してシーズン終盤からはリリーフへ。起用法に応える投球を続けた一方で、出来高条件の達成は困難なものとなった。

 すると、19年オフに先発投手の補強を図ったミネソタ・ツインズへトレード移籍。60試合制となった20年は6勝、防御率2.70、メジャートップのWHIP0.75をマークし、サイ・ヤング賞投票でも2位に入るなどさらなる飛躍を遂げた。しかし開幕投手を務めた21年は、故障の影響もあり、序盤から調子が上がらず。9月に右肘靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、シーズンを終了。22年中の復帰を目指し、リハビリを続けている。

1 2 3 4 5 6