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【MLB】主力放出回避のパドレスGMに各方面から批判の声 岩隈、プイグ、チャップマンらも動かず

多くの選手が動いたデッドラインの裏側で実際に交渉が行われるもトレード締結とならなかった選手も多い。主力放出を回避したパドレスには大きな批判が集まっている。

2015/08/03

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今後はウェイバー経由でのトレードが可能

 またダイヤモンドバックスのGMデーブ・スチュワートはキンブレルの獲得を交渉した際に若き主砲ゴールドシュミットを要求されたことをリーク。「彼が本気だったのかふざけていたのかは分からないが」と切って捨てた。いくらキンブレルの交換相手といえども若くしてMVP級の活躍を見せ、安価な長期契約を残すゴールドシュミットは誰が見ても高望み。「誠実さがあったのかさえ分からない」とその分別も疑われることとなった。後半戦フルメンバーのパドレスはフロントの期待通りの巻き返しを見せられるのか。

 また例年市場の話題を集めるアリーグ東地区の2球団も大きな動きを見せず。
 現在東地区首位を走るヤンキースはマリナーズとのトレードでダスティン・アクリー外野手を加えたのみ。レッズのアロルディス・チャップマンやキンブレルらトップレベルのクローザー獲得に熱心だったとされるがトレード合意には至らず「悪の帝国」としては寂しいデッドラインに終わった。
「カンフーパンダ」の愛称で知られるパブロ・サンドバルの放出、プライスらの獲得戦線への参加など買い手、売り手どちらに回るかが注目を集めたライバルのレッドソックスもライアン・クック(アスレチックス)らバイプレイヤー数人を加えるに留まった。

 その他事前に話題が上がった有力選手ではレッズの最速男チャップマンや3年連続30本塁打のジェイ・ブルース、ドジャースの野生児ヤシエル・プイグ、日本人では岩隈久志や上原浩治らも実際にトレードされることはなかった。

 7月31日でウェーバーを経由しないトレード期限は終わったもののウェーバー経由でのトレードは以降も可能。2012年にレッドソックスードジャース間の大型トレードが成立したのも8月25日のことだった。デッドラインで動いた各選手の活躍と共に各チームのこれからの動向にも注目が集まる。

出典:Twitter by Jeff Passan in Yahoo Sports on Jul.30,31

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