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レイズ、接戦をものにし初戦白星発進 アストロズはアルトゥーベ弾で先制も逆転負け【MLBリーグ優勝決定シリーズ】

2020/10/12

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 アメリカン・リーグ優勝決定シリーズが11日(日本時間12日)に行われ、ヒューストン・アストロズとタンパベイ・レイズが対戦。東地区王者レイズがアストロズを2-1で下し、初戦を白星で飾った。
 

 
 勝率5割未満からの下剋上を狙うアストロズとリーグトップの勝率.667でレギュラーシーズンを勝ち抜いたレイズがぶつかるこの一戦。アストロズはフランバー・バルデス、レイズが2018年のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネルの両先発で始まった。
 
 先制したのはアストロズ。初回、1死からホセ・アルトゥーベがスネルの立ち上がりを捉えた。2ボールと有利にカウントを進めると、4球目、高めに浮いたボールを見逃さなかった。96.3マイル(約155キロ)のストレートを引っ張った打球は、打った瞬間という完ぺきな当たり。今季不調にあえいだ小さな巨人が、先制の一発を放った。
 
 一方のレイズはバルデスに対し、初回に三者連続三振を喫するなど3回まで1安打に抑えられた。しかし4回、2番ランディ・アロサレーナがバックスクリーン横に運ぶ本塁打で同点とすると、続く5回には四球で出た走者を内野ゴロ2つで三塁まで進塁させチャンスを作り、マイク・ズニーノの中前に抜ける適時打で勝ち越しに成功した。
 
 反撃したいアストロズは、8回、死球、四球、安打で1死満塁の絶好機を作る。しかし、ここで抜群の安定感を誇るディエゴ・カスティーヨがマウンドに上り、アストロズ打線の前に立ちはだかる。打席にはユリ・グリエルが入るも、初球、インコースに食い込んでくるシンカーに詰まらされると、二塁手正面。併殺打となり、チャンスをものにできなかった。
 
 9回、アストロズは1死から代打ジョシュ・レディックが中前安打を放ったものの、1番ジョージ・スプリンガー、2番アルトゥーベが凡退し反撃ならず。初戦はレイズの勝利に終わった。