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田中将大、得意のポストシーズンも4回0/3を6失点で降板 ヤンキースは乱打戦制しディビジョンシリーズ進出決定!

2020/10/01

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は30日(日本時間1日)、敵地で行われたクリーブランド・インディアンスとのワイルドカードシリーズ第2戦(3回戦制)に先発登板。4回0/3を6失点と試合を作ることができなかったが、チームは逆転でディビジョンシリーズ進出を決めた。
 

 
 同試合は、雨の影響で試合開始時間が遅延。難しいコンディションでマウンドに上がることとなった田中は初回、1死から2番シーザー・ヘルナンデス内野手、3番ホセ・ラミレス内野手に連続二塁打を打たれ先制を許した。直後に再び雨により試合が中断。約30分後に再開となると、右飛、四球で2死一、二塁から6番ジョシュ・ネイラー外野手に2点適時二塁打、続く7番ロベルト・ペレス捕手に適時打を許し、いきなり4失点と苦しい立ち上がりとなった。
 
 1-4の2回は、先頭の9番デリーノ・デシールズ外野手、1番フランシスコ・リンドーア内野手を連続三振とするなど三者凡退。3回は四球で走者を出すも難を逃れ、立ち直りを見せた。
 
 ヤンキースは、4回表に7番ジオ・アーシェラ内野手の満塁本塁打で逆転に成功。直後の4回裏は、丁寧な投球と自身の好フィールディングもあり、三者凡退に抑えた。
 
 しかし、2点リードに広がった5回、先頭の1番リンドーアに二塁打、2番ヘルナンデスに四球を与えたところで投手交代。後を受けた2番手チャド・グリーン投手が3番ラミレスに2点適時二塁打を許し、同点とされた。ポストシーズンでは好成績を残してきた田中だったが、今回は悔しい結果に終わった。
 
 この日の田中は、4回0/3(77球)を投げ、被安打5、被本塁打0、与四球3、奪三振3、失点6の成績。ポストシーズンの防御率は13.50となっている。
 
 ヤンキースは初回に4失点を喫するも、2回に5番ジャンカルロ・スタントン外野手のソロ本塁打で1点を返すと、4回に7番アーシェラの逆転満塁本塁打で試合をひっくり返した。6-4の5回に同点とされるも、6回には9番ゲーリー・サンチェス捕手の2ラン本塁打で再逆転。しかし7回には再び同点に追いつかれるなど一進一退の攻防が続いた。
 
 決勝点が生まれたのは9回、8-9と逆転を許したヤンキースだったが、1死満塁から9番サンチェスの犠飛で同点とすると、続く1番DJ・ラメイヒュー内野手が適時打を放ち、三度逆転。その裏をアロルディス・チャップマン投手が締め、10-9ともつれた試合を制した。2連勝のヤンキースは、ディビジョンシリーズ進出を決めた。