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MLB最高の選手は誰だ! 能力値ランキング日本人選手編。ダルビッシュ有、田中将大、前田健太は?(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/23

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前田健太(ミネソタ・ツインズ)右投手


 
 海を渡ってロサンゼルス・ドジャースで4年目を迎えた昨季、前田は2年ぶりの2桁勝利となる10勝(8敗)を挙げ、防御率4.04をマークした。先発としては26試合で8勝8敗、防御率4.14。主にシーズン終盤からブルペンに回ってからはリリーフとして11試合で2勝0敗、防御率3.24だった。
 
 馬車馬のようにシーズンを過ごした前田だが、投球として優れていた点の1つが90点となった「奪三振能力」だ。153回2/3を投げ、ルーキー年の2016年(175回2/3)以来となる150投球回を突破。その上で169奪三振をマークし、K/9は2018年の11.0に次ぐキャリア2番目の9.9となった。
 
 平均92.1マイル(約148キロ)のフォーシーム、そしてスライダー、チェンジアップ、カーブ、シンカーを駆使したが、このうち奪三振の決め球として最も多かったのがスライダーで81個。チェンジアップも47個となっており、フォーシームで奪った34個を大きく上回っている。
 
 そして前田は、I/IPでも15.8球で「投球効率」は91点。また、被安打をデビュー後最も少ない114安打に抑えたことから「被長打率」を.371にとどめ92点を獲得した。オフにトレードによって自身メジャー初の移籍を経験し、ミネソタに本拠地を移したが、シーズンを通じて先発に専念する形となるのか、成績にも影響するであろう起用法にも注目が集まる。
 
 
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