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田中賢介、中島裕之がメジャー挑戦。青木宣親は三振率で両リーグ最高の数字――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2013年編】

2020/07/17

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 7月23日(日本時間7月24日)に開幕するメジャーリーグ。60試合制や、ナショナル・リーグ初の指名打者(DH)制導入など、NPB同様2020年は異例のシーズンとなる。
 

 
 一方で、今年は新たに筒香嘉智、秋山翔吾、山口俊の3人がNPBから海を渡り、メジャーの舞台に挑戦。2人の野手が同時に挑戦するのは、2012年の青木宣親と川﨑宗則以来8年ぶりとなる。筒香と秋山は、日本人野手再評価の流れを作ることができるだろうか。。
 
 本シリーズでは、年度別シーズンOPSランキングトップ10選手と、同年の日本人選手の成績を振り返り、時代背景とともに日本人野手のメジャーリーグ挑戦の軌跡を辿る。今回は2013年編。

2013年シーズンOPSランキングトップ10


 
 

 2013年は、ミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)が連覇を果たした。同年は打率.348、44本塁打、137打点、OPS1.078で2年連続となるアメリカン・リーグ首位打者とシーズンMVPを獲得。打率、出塁率、長打率、OPSと4部門で両リーグトップの数値をマークした。
 
 2位にはクリス・デービス(ボルチモア・オリオールズ)がランクインした。同年は打率.286、53本塁打、138打点、OPS1.004をマーク。ア・リーグ本塁打王、打点王の二冠に輝き、カブレラの2年連続三冠王を許さなかった。
 
 3位は前年と同じくマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)、4位は同年のワールドチャンピオン、ボストン・レッドソックスからデビッド・オルティス、5位はポール・ゴールドシュミットが入った。
 
 メジャー3年目のゴールドシュミットは、打率.302、36本塁打、125打点、OPS.952で初の打撃タイトルとなるナショナル・リーグ本塁打王、打点王の二冠に輝き、大きく飛躍を遂げた。
 
 6位にトロイ・トゥロイツキー(コロラド・ロッキーズ)、7位にジェイソン・ワース(ワシントン・ナショナルズ)、8位にジョーイ・ボットー(シンシナティ・レッズ)と続いた。
 
 9位にはマイケル・カダイアー(コロラド・ロッキーズ)が初のランキング入りを果たした。メジャー13年目の同年は、打率.331、20本塁打、84打点、OPS.918でキャリア唯一の打撃タイトルとなるナ・リーグ首位打者を獲得。遅咲きのベテランが一花を咲かせた。
 
 10位には、ナ・リーグのシーズンMVPに輝いたアンドリュー・マカッチェン(ピッツバーグ・パイレーツ)という結果となった。

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