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田中賢介、中島裕之がメジャー挑戦。青木宣親は三振率で両リーグ最高の数字――日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2013年編】

2020/07/17

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メジャー2年目を迎えた川﨑宗則と青木宣親

 ここでは、メジャー2年目を迎えた川﨑宗則、青木宣親両選手の成績を振り返っていく。
 
 まずは川﨑から振り返る。
 
 メジャー2年目を迎えた同年は、開幕が近付いた3月中旬にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ。
 
 開幕はマイナーで迎えたが、4月中旬にメジャーへ昇格。貪欲にアピールを続けて出場機会を掴み、6月下旬にはメジャー初本塁打も放つなど、前半戦だけで前年の出場数を上回った。
 
 後半戦ではマイナー降格となるなど、出場機会は減少したが、打撃成績は向上させた。
 
 最終的に96試合に出場。打率.229、7盗塁、OPS.634となった。チームは変わったが、前年同様スーパーサブとしての役割を担った。
 
 続いて、青木を振り返る。
 
 同年は、「1番・右翼」で開幕スタメンを勝ち取った青木。本塁打を放つなど幸先の良いスタートを切った。その後は打率がやや低迷したが、5月に復調。前半戦は3割近い打率を残した。
 
 7月28日には日米通算100本塁打を達成。同年は好不調の波が少なく、安定した活躍を見せた。
 
 最終的に155試合に出場。打率.286、8本塁打、20盗塁、OPS.726をマークした。同年は大きな持ち味であるミート力も数字が物語っており、三振率は両リーグで最小となった。

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