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西岡剛がメジャー挑戦。イチロー、松井秀喜、福留孝介の活躍はーー日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2011年編】

2020/07/15

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イチローの2011年シーズン

 最後に、メジャー11年目を迎えたイチローの成績を振り返っていく。
 
 同年は、春先から好調な滑り出しを見せ、4月の月間打率は3割を優に超えた。しかし、5月に極度の不振に陥ると、その後は停滞。後半戦に入っても復調には至らず、6月以降は打率3割を超えることはなかった。
 
 最終的に161試合に出場。打率.272、184安打、40盗塁、OPS.645となった。足では例年同様の存在感を見せ、6月15日に日米通算600盗塁とメジャー通算400盗塁を同時達成した。しかし、10年連続で達成していた打率3割、200安打の記録は途切れ、ゴールドグラブ賞も落選。キャリアに陰りが見え始めるシーズンとなった。
 
 
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