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西岡剛がメジャー挑戦。イチロー、松井秀喜、福留孝介の活躍はーー日本人野手のメジャー挑戦を振り返る【2011年編】

2020/07/15

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松井秀喜と福留孝介

 松井秀喜、福留孝介両選手は、厳しいシーズンとなった。
 
 まずは、メジャー9年目を迎えた松井だ。
 
 前年オフにオークランド・アスレチックスに移籍した松井。
 オープン戦では不調だったが、「5番・指名打者」で開幕を迎えた。しかし、開幕後も調子が上がらず、5月にはさらなる不振に陥るなど、復調のきっかけも掴めなかった。
 
 7月にようやく調子を取り戻すと、20日には日米通算500本塁打を達成。しかし、8月以降は再び低迷し、そのままシーズンを終えた。
 
 最終的に141試合に出場し、打率.251、12本塁打、72打点、OPS.696の成績。後半戦には数字を伸ばしたが、打撃不振が目立つシーズンとなった。
 
 次に、メジャー4年目を迎えた福留だ。
 
 例年同様、開幕から好スタートを切った福留。しばらく好調を維持していたが、6月下旬に3割を切ると、そこから調子を崩した。7月下旬にはトレード移籍でクリーブランド・インディアンスへと戦いの場を移した。
 
 最終的にシーズン合計146試合の出場で、打率.262、8本塁打、35打点、OPS.712。前年に比べ打率は向上させたが、それ以外は、軒並みメジャー移籍後ワーストの数字となった。

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