大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング11位~15位。最強左腕、127キロ巨漢投手も(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/08

text By

photo

Getty Images



【総合12位】ルイス・カスティーヨ


 
 2017年にデビューし、昨季は15勝を挙げた右腕。先発投手らしからぬ剛速球は見る者の目を奪う。オールスターゲーム初出場、4月の月間MVP受賞など、飛躍の一年となった。
 
 勝利数(18)、投球回(190回2/3)、奪三振(226個)などの主要部門でチーム最高の成績を残し、先発投手としての役割を十分に果たした。制球力など、粗削りな部分は残るが、リーグを代表する先発投手の仲間入りまであと一歩というところだろうか。
 
 昨季は、直球(28.9%)よりもチェンジアップ(31.6%)を多く投じて飛躍した。シンカーとスライダーで左右の変化も付け、絞りにくい配球だった。チェンジアップは三塁側に曲がりながら落ちる、まさに打者の視界から消えるような軌道を描いて打者を翻弄した。
 
 今季27歳を迎えるカスティーヨは進化の余地十分だ。制球力を磨き、故障と上手に付き合うことができれば、MLBを代表する先発投手の一人に上り詰めていける可能性も秘めている。今季からは秋山翔吾外野手の同僚にもなり、日本からの注目が増えそうな選手だ。

【次ページ】総合11位
1 2 3 4 5