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MLB最高の選手は誰だ! 野手総合能力値ランキング11位~15位。鉄壁の内野手たち、「40-40」期待の若手も(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、ゾーン別打率は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/04

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【総合15位】ノーラン・アレナド


 
 攻守においてバランス良く優れ、総合15位ながら「メジャーNo.1の三塁手」はアレナドと言わざるを得ない。課題となっているのは61点となった「走力」だけで、その他の数字は、いずれもその課題を補って余りある優秀なものだ。
 

 
 まず.315の高打率とともに、三振率の低さから「コンタクト力」は96点。さらにメジャー8年目で3度目となる40本塁打以上(41本)、長打率も自ずと.583まで上がり「長打力」は堂々の95点。このように軒並み90点台を叩き出している。その上で「勝負強さ」も88点と高く、チームの得点力の源がアレナドであることを証明している。
 
 守備ではDRSが+8、失策数も三塁手としては9個と少なかったことで「守備力」86点と相変わらずの鉄壁ぶり。通算7度目のゴールドグラブ賞とともに、3度目のプラチナグラブ賞を獲得したことも文句はないだろう。
 
 昨季開幕前にロッキーズと8年総額2億6000万ドル(約287億円)の大型契約を結び、かっちり囲い込みをしたかに思われたが、シーズン終了後にまさかのトレード話が浮上。この流れにアレナドは不満を持っていたようだが、話が二転三転しながらも何とか残留の方向で落ち着いたもようだ。
 
 しかし、本人の中で火種が本当に消えたか定かではなく、今季途中での電撃移籍の可能性はゼロではない。

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