大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



【後編】MLB公式、究極のオールスターチームを発表! 過去にプレーした19690人から選ばれた伝説の10人とは?

2020/05/31

text By

photo

Getty Images



究極のメンバーは?

【左翼手】バリー・ボンズ
通算成績:WAR162.8 2986試合 打率.298 762本塁打 1996打点 514盗塁 OPS1.051
 
 伝説の外野手が左翼手部門のトップに立った。通算762本塁打は歴代1位、2004年に記録したOPS1.422(出塁率.609+長打率.812)は驚異的な数字だった。1998年ごろまでは盗塁にも積極的で、通算514個を記録した。
 
【中堅手】ウィリー・メイズ
通算成績:WAR156.2 2992試合 打率.302 660本塁打 1903打点 338盗塁 OPS.941
 
 激戦の外野手2人目はメイズだ。デビューした1951年からレギュラー、通算1万打席を超える息の長い選手だった。通算WAR156.2は歴代5位にランクインした他、1シーズンでのWARが10を超えた回数は6度を数えた。
 
【右翼手】ベーブ・ルース
通算成績:WAR182.5 2503試合 打率.342 714本塁打 2213打点 123盗塁 OPS1.164
 
 本ランキングの盟主が遂に登場だ。投打を通じて積み上げたWARは182.5で圧巻の歴代1位。通算OPS1.16も史上1位だ。時代が流れても輝かしい実績は色あせず。次にこの男に迫る選手は現れるのだろうか。
 
【指名打者】エドガー・マルティネス
通算成績:WAR68.4 2055試合 打率.312 309本塁打 1261打点 49盗塁 OPS.933
 
 昨年殿堂入りしたマリナーズのレジェンドが指名打者部門を制した。4年目にレギュラーとなり、長きにわたって打線の中核を担った。晩年の2004年にも141試合に出場するなど、存在感の光る選手だった。
 
【投手】ウォルター・ジョンソン
通算成績:WAR164.5 802試合 5914回1/3 417勝279敗 防御率2.17 奪三振3508 WHIP1.06
 
 歴代通算WARランキングでルースに次ぐ2位となったジョンソンが投手部門堂々の1位。各部門の成績では上を行く選手もいる激戦区の投手だが、見事1位に輝いた。1910年からは10年連続で20勝以上を記録した。
 
 指標はあくまで指標。様々な視点があり、「ベストを決める」ことには異論もあるだろう。野球が「ない」期間に、歴史に目を向けて議論を深める良い機会ではないだろうか。
 
 
【前編】MLB公式、究極のオールスターチームを発表! 過去にプレーした19690人から選ばれた伝説の10人とは?

1 2