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【前編】MLB公式、究極のオールスターチームを発表! 過去にプレーした19690人から選ばれた伝説の10人とは?

2020/05/30

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究極のメンバーは?

【捕手】ジョニー・ベンチ
通算成績:WAR75.2 2158試合 打率.267 389本塁打 1376打点 68盗塁 OPS.817
 
 1967年のデビューから1983年の引退まで、シンシナティ一筋を貫いた名捕手。2年目の新人王に始まり、1970年と1972年には本塁打王、リーグMVPを獲得するなど実績十分。最強集団の扇のかなめはこの男に決定だ。
 
【一塁手】ルー・ゲーリッグ
通算成績:WAR114.1 2164試合 打率.340 493本塁打 1995打点 102盗塁 OPS1.080
 
 ニューヨーク・ヤンキースのレジェンドが激戦の一塁を制した。1925年にレギュラーとなると、翌年から13年連続打率3割、うち12年でOPS(出塁率+長打率)1超えを果たした。2130試合連続出場の大記録でも有名。
 
【二塁手】ロジャース・ホーンスビー
通算成績:WAR127.1 2259試合 打率.358 301本塁打 1584打点 135盗塁 OPS1.010
 
 1915年デビューの二塁手。23年のキャリアを通じて残した通算打率.358は、”球聖”タイ・カッブに次ぐ史上2位の大記録だ。シーズン打率4割を3度達成したアベレージヒッターの最高峰が二塁手ランキングの1位に立った。
 
【三塁手】マイク・シュミット
通算成績:WAR106.9 2404試合 打率.267 548本塁打 1595打点 174盗塁 OPS.908
 
 フィラデルフィア・フィリーズ一筋の三塁手がランクイン。1973年にデビュー2年目で定位置をつかみ、長きにわたって活躍した。多くの試合数をこなしたこと、548本塁打の長打力で大きくポイントを稼いだ。
 
【遊撃手】ホーナス・ワグナー
通算成績:WAR130.8 2792試合 打率.329 101本塁打 1732打点 722盗塁 OPS.858
 
 俊足の遊撃手が1位に立った。この前編では最高のWAR130.1を記録した。本ランキングでは長打力型の選手が目立つ中、通算盗塁722個は圧巻だ。1897年デビューと、古い時代の選手であり、現代によみがえったら?と興味をひく選手の1人だ。
 
 指標はあくまで指標。様々な視点があり、「ベストを決める」ことには異論もあるだろう。野球が「ない」期間に、歴史に目を向けて議論を深める良い機会ではないだろうか。
 

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