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「コーチでもいいから出たい」リハビリ中のヤンキース右腕、来年のWBC2021参戦を切望

2020/04/17

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今年2月にトミー・ジョン手術

 去る2月にトミー・ジョン手術を行っっていた、ニューヨーク・ヤンキースのドミニカ共和国人右腕ルイス・セベリーノ投手は、来年開催予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)参加に強い想いを持っていることを打ち明けた。15日(日本時間16日)、ドミニカ共和国紙『エル・カリベ』が報じている。

 

 
 
 SNSを通じたインタビューの中で、26歳の右腕はWBCについて「復帰には12~14ヶ月を要すだろうから、参加は難しい」と述べた上で「だが、チームの力になるべく、投手コーチという立場でもいいから参戦したい」と思いを明かした。
 
 そして「自分が代表チームにいることを思ってみた。チームを恋しく思うだろう。やはりドミニカ代表としてWBCの場にいられたらと願っている。だが、その時期に私が100%の準備ができていないことは明らかなのだ」と複雑な心境を述べている。
 
 トップフォームであれば、2015年大会以来の王座奪還を目指すドミニカ共和国の主力投手であったろうセベリーノ。だが、トミー・ジョン手術の影響を考慮すると、本人の言葉通り参加は難しいだろう。23歳で迎えた前回大会では予備登録止まりであっただけに、来年大会への想いは強かったに違いない。
 
 2017年(14勝)、2018年(19勝)と2年連続でチーム最多勝をマークし、名門ヤンキースのエースの座へ前進していたセベリーノであったが、昨シーズンは故障のため9月に3試合先発登板したのみに終わった。完全復活を目指す今季だったが、2月にトミー・ジョン手術を行い今季絶望という状況に見舞われていた。