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マリナーズ歴代捕手ランキング、4位に城島健司氏が選出 メジャー史上初の日本人捕手として活躍

2020/03/24

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1年目は当時の日本人新人最多18本塁打&ア・リーグ新人王投票4位

 シアトル・マリナーズの歴代最高捕手がランキングされ、計5選手が選出。4位に城島健司氏がランクインした。米公式サイト『MLB.com』が23日(日本時間24日)、伝えている。
 

 
 77年の球団創設以来、40年以上の年月を経て堂々のランキング1位に選ばれたのはダン・ウィルソン氏(94年~05年在籍)。捕手では球団史上最多の通算1251試合出場を誇る。在籍通算で打率.262、1071安打、88本塁打をマークするなど堅実な打撃スタイルと好守が光り、イチロー氏やケン・グリフィーJr.外野手らとともに正捕手として12年間チームを支え続けた。マリナーズ史上最高捕手の名に異論はないだろう。
 
 そして4位には日本人選手として城島氏が選出。05年11月にフリーエージェント(FA)でマリナーズと3年契約を結び、福岡ソフトバンクホークスから活躍の場をメジャーリーグへ移した。06年の開幕戦では「7番・捕手」でスタメンを飾り、日本人選手史上初の捕手としてメジャーデビューを果たす。
 
 渡米1年目は144試合で打率.291、18本塁打、76打点の成績をマーク。初年度から正捕手としてポジションを勝ち取っただけではなく、中心打者となる大活躍を見せた。守備でも強肩“ジョー・バズーカ”は健在で、同年のアメリカン・リーグ新人王投票では4位に入った。
 
 なお、18年に大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)が22本塁打を放って更新するまでは、日本人選手1年目の最多本塁打記録を保持。2年目にも打率.287、14本塁打、61打点の好成績を残し、在籍4年間では462試合で打率.268、48本塁打、198打点の成績を残している。
 
 また、2位には昨季からタンパベイ・レイズでプレーするマイク・ズニーノ捕手(13年~18年在籍)が現役選手として唯一の選出。デビュー2年目から5年連続で2桁本塁打を達成したパワーを持ち、在籍6年間では95本塁打をマーク。守備面での貢献度も高かった。
 
 3位には1位のウィルソン氏に次いで球団2位の試合出場数を誇るデーブ・ヴァレ氏(84年~93年在籍)、5位には球団発足時に正捕手として活躍したボブ・スティンソン氏(77年~80年在籍)がランクイン。殿堂入り級の捕手こそ輩出していないが、陰ながらチームを支えた名捕手たちが選出された。